Belle II

タウのLFV事象探索

タウ粒子とは、電荷を持ったレプトンの一種です。Belle Ⅱ実験では大量に作り出されるタウ粒子の崩壊を精度よく測定することにより、タウ粒子が世代の異なったレプトンであるミュー粒子に移り変わるような稀な崩壊を探し出します。
こうした崩壊は「Lepton Flavor Violation(レプトン・フレーバーを破った崩壊)」と呼ばれ標準理論では起こりえないとされています。しかし、超対称性理論などの新しい物理法則では起こりうるとされ、見つけ出すことができれば新しい物理の証拠を捉えたことになります。